ヴァシュロン・コンスタンタン フィフティーシックス使用2ヵ月レビュー VACHERON CONSTANTIN FiftySix【レビュー】
2021年初のブログになります。
明けましておめでとうございます。KEIWATCHです。
今年初のブログということで、昨年の11月に買って、私の中で一番気に入っている時計、ヴァシュロン・コンスタンタン フィフティーシックスを2か月ほど使用したのでレビューをしていこうと思います。
購入報告の記事はこちらです。
購入したモデルはシルバー文字盤の3針デイト、リファレンスナンバー4600E/000A-B442のモデルです。着用したイメージはこんな感じです。
購入したのが2020年11月。今が2021年1月で2ヶ月ほど経っていますが、
この期間、一番使っている時計はこのフィフティーシックスになります。
それほど、この時計を買ってよかったと思う、とてもいい時計だなという感想です。
まずはメリット、デメリットを上げるとするとこのような感じでしょうか。
■メリット
・クラシカルでドレッシーながらカジュアル要素のあるデザイン
・ステンレススティールのケースとなっており、そこまで繊細に扱う必要がない
・スーツからカジュアルまで幅広いシーンで使用が可能で、どんな場面でも対応出来るデザイン
・シースルーバックが美しく、仕上げはジュネーブシールを取得していないにもかかわらず、見えているところはよく磨かれて美しく仕上がっている。またローターもマルタ十字使用されており、装着しないない時も楽しむことが出来る
・ヴァシュロン・コンスタンタンとしては定価130万円台と比較的リーズナブルな価格で手に入れることが出来る
■デメリット
・防水性が30気圧なためある程度水に気を使う必要がある
・ジュネーブシールを取得していない
・パワーリザーブが48時間程度
メリットに関しては、
使用シーンの多様さの素晴らしさが卓越しているところですね。
アウトドアでハードに使うシーン以外では、どんな服装にも合わせられます。
特にスーツにはよく似合います。ドレッシーなデザインであることと、控えめな印象なので、悪目立ちはまったくせず、スーツに上品になじんでくれます。またケース厚が9.6mmなため、シャツの袖口の邪魔をしませんので、袖口に入ってくれます。これはスーツを着る人にとってはかなり重要な要素じゃないでしょうか。
そして、カジュアルな服装ももちろん合います。私はジャケットスタイルが多いのですが、休日はジーンズも履いて出かけるのですが、ジーンズでもフィフティーシックスはとてもいい相性となっています。かなりカジュアルな服装でも、腕元を上品にまとめてくれる時計となっていると思います。
スーツではこんな感じです。
ニットとの相性も抜群です。
このように様々なシーンで使用できるのはデザインがとても秀悦だからだと思います。
特に下記のようなデザインがいい雰囲気を出してくれています。
・ケース径が40mmながら、ベゼル、ラグの形状からケース径が小さく見え、モダンながらクラシカルな雰囲気を出している
・ケース厚が9.6mmあるにもかかわらず、それより薄く見えるようにデザインが工夫されておりより薄くドレッシーな仕上がりになっている
・文字盤が2種類の仕上げが使用されており、光の加減で様々な表情を見せるようになっており、またアラビア数字のインデックスがいい意味でカジュアルダウンされている
マクロカメラで撮影した文字盤ですが、文字盤の中央とそれを覆う回りの円の部分の仕上げが違うことがわかると思います。これが向きや光によって文字盤が様々な表情を見せる要因となっているものかと思います。アラビア数字のインデックスも少しカジュアルですが、美しいフォントというところもポイントですね。
また、ムーブメントの美しさも秀悦です。
ヴァシュロン・コンスタンタンのムーブメントはどれも審美性は高いですが、このフィフティーシックスも例にもれず美しいです。
全体的な仕上げはもちろんのこと、このローターが一番の特徴ではないでしょうか。
22kゴールドのローターでマルタ十字が印象的なデザインとなっています。
メリットというかこのフィフティーシックスについては語りつくせないぐらい素敵なポイントが多い時計となっています。
次にデメリットですが、あえていうなればというところでしょうか。
あえていうなら防水性でしょうか。ドレスウォッチで防水性を求めても仕方ないので、そもそもドレスウォッチは防水機能は無いものが多いですし、ハードに使う場面では使用は想定されていないので当たり前ではありますね。
気になるところはジュネーブシール を取得していない点でしょうか。ヴァシュロン・コンスタンタンでは積極的にジュネーブシールを取得しており、取得していないモデルはフィフティーシックスの3針モデルとレディースウォッチに使用されるキャリバーぐらいでしょうか。
ただ、これはデメリットでもあるのですが、ジュネーブシールを取得するためにコストがかなりかかってくるため、この価格で販売するためのメリットというものかと思います。
あとは現代では少し物足りない48時間のパワーリザーブでしょうか。
ヴァシュロン・コンスタンタンのムーブメントは全体的にパワーリザーブの短い時計が多い印象ですが、ドレスウォッチが多いヴァシュロンとしては薄さを出すためには、ある程度犠牲にしている部分なのかもしれません。
ただ、最近は様々なブランドで70時間以上のパワーリザーブが搭載されてきているので、今後はヴァシュロンでもロングリザーブのものが定番になってくれれば嬉しいですね。
■最後に
総合的な評価としては、デメリットはほとんどなく、デザインが素晴らしく、使用しやすい時計です。ヴァシュロン・コンスタンタンは時勢を「よくわかっている」デザインをしてきたなといった印象です。
スポーツモデルが全盛期な昨今ですが、ドレッシーなモデルも気になっている人も多いかと思います。その中で、ドレッシー過ぎず、普段スポーツモデルを付けている人でも比較的入りやすいデザインとなっているので、ドレスウォッチの入門としての位置づけとしても考えているのではないでしょうか。
また、価格も戦略的でロレックスのコンビモデルより少し安い価格帯にしているのも、この価格に意味があるような気がしています。そんなヴァシュロン・コンスタンタンのフィフティーシックスは万人にお勧めできるいい時計です。
私は去年買った時計では最高の時計だと思っていて、改めて買ってよかった時計でした。これからもどんどん使っていこうと思います。
かなり人気のモデルとなっているため、ブティックでもあまり見かけなくなってきていますので、現在販売している店舗も紹介しておきます。
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また、ブティックですと注文は受け付けてくれるので、確実に手に入れたい方はブティックに行くことをお勧めします。
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KEIWATCH